9/12(火)に「講師向け研修」を開催しました。
講師は私、子どもの発達インストラクターの内田真弓が担当させていただきました。
私は子どもデザインアカデミーの事務局のお仕事をしつつ、親御さん向けに子どもの発達支援講座や勉強会、個別相談、子育てサロンの主催などの活動をしています。
現在小4の息子は、自閉スペクトラム症(ASD)、注意欠如・多動症(ADHD)、発達性協調運動症(DCD)の診断があり、自分自身の子育て経験を活かした支援をしています。
まずは先生方にアンケートを実施
研修を企画するにあたって、7月に「講師向けアンケート」を実施しました。
先生方が何を知りたいのか?どんなお悩みを持っているのか?についてアンケートを取らせていただきました。
その中で知りたいテーマとして多かったのが
- 子どもの困った行動への対処方法
- 具体的な事例
だったので、そのあたりを中心にお伝えできる内容にしよう!と考え研修の中身を考えていきました。
研修では先生方の様々な工夫やアイデアを伺うことができました
私も時々レッスンをやっている時に入らせていただくのですが、本当にどの先生も子どもへの接し方が上手だな~と感じています。
「こんな時はこんな対応や声掛けをするといい」というのが今までの先生方のご経験などから、感覚的に分かっていらっしゃるんだろうなと思います。
なので私から一方的にお伝えするよりも、先生方が普段レッスンで工夫されていることや、子どもと接するときに気を付けていることなどを、お互いにシェアし合える場にするのがいいのでは?と考え、そんな時間を多く取れるような内容にしました。
前半は
- 発達障害の基礎知識
- 感覚過敏/感覚鈍麻について
- 基本の対処法
を私からお伝えさせていただき、
後半で「よくある事例と対処法」ということで、子どもの困った行動の具体例を挙げて、先生方が普段どのように対応しているのかを伺っていきました。
「子どもが画面からいなくなってしまう」の事例について話していたとき、一人の先生が「レッスン中に友達が遊びに来てしばらくいなくなってしまって困ったことがある」と話してくださいました。
画面からいなくなってしまった場合の対応は難しいな・・と思っていたところ、別の先生が「もし自分だったら、その友達もレッスンを一緒に見るか誘ってみたら?と声を掛けるかもしれない」と言ってくださり、その発想はすごい!と思いました。
様々な子どもたちと接している先生だからこそ、考えつくアイデアだなーと驚かされました。
子どもたちが安心して通える居場所を作っています
発達に凸凹があるお子さんは、長期休み明け・学校のイベントの前・進級進学の前後など、環境の変化があると気分が不安定になり、学校への行き渋りが強くなる子が多いかと思います。
なかなか気分が乗らなかったり、学校などで起きた嫌な出来事などを引きずったままだったり、子ども自身のコンディションが整わない状態で参加することも少なくありません。
でも日々先生方がたくさんの工夫をしてレッスンを行ってくださっているお陰で、子どもたちも楽しく参加できているんじゃないかと感じています。
これからも子どもたちが楽しくイラストを学び、そして好きなことで輝ける居場所となるように、これからも様々な取り組みを行っていきます!